コンサルタント初心者の私が失敗から学んだコミュニケーション術

現在、私はデザイン顧問という肩書きで、商品企画〜コンサル、ディレクション、デザインのお仕事をさせていただいてます。

今日は、パートナーさんと久しぶりの打ち合わせでした。

前々から思っていたこと、それは、「なんだか噛み合わないことが多い!?」ということ。

もっと言うと、おそらく、本音を話していただけていない&納得されていない感じ。

(信頼関係じゃない!?と言われればそれまでですが、行動から察するに、それともちょっと違う感じです。)

パートナーの方は、とてもお優しくて、思慮深く、おっとりされている方です。

ずっと、どうしたらいいのかを考えていました。普段よりもゆっくり時間を使って、意識して共感を多めにとるように心がけてみたこともありますが、最後の最後の本題に差し掛かると、会話からスッと腰を引かれるような印象で、上手くいきませんでした。(パートナーさん、ごめんなさい・・・!!)

そして今日、「なぜ会話が噛み合わなかったのか」その原因に気づくことができました。

それは、私が「相手の立場に立って物事を考えられなかった」=「空気を読めていなかった」ということ。

もう、人として初歩の初歩のことですよね!!

そんな当たり前のことができていなかったんです!!!

なぜそれに気づいたかというと、今日の打ち合わせは、一つだけいつもと違ったことがありました。

それは、第三者が加わっていたということ。

2人だけでお話をする時よりも、意見を出し合いながら、物事を決定していく運びが、とてもスムーズだったんです!

普段なら意見のすり合わせが難しいところでも、パートナーさんは、本音をポツリ、ポツリとお話されながら、最後には心かの笑顔で納得されていく感じ。おかげでかなり前に進むことができました。

「今日、⚪︎⚪︎さんがいてくれたことで、できていて、私ができていなかったことは何だろう?」

打ち合わせが終わった後、ずっと考えていました。

そしてここからは、気づいたことと、今後意識して行動していくことを記録します。

感情の機微に気づけていたか!?

正直、私は、気づけていませんでした。

いわゆる、空気を読むということですね。

こちらが何かの質問を投げかけた場合、もしくは何かの提案をした場合に、稀に、「ん?」という、頭では理解しているけれど心のそこから納得はされていないような表情になられることがありました。

それでもパートナーさんはお優しい方なので、「いいですね。」と肯定的な発言で、私に歩み寄って合わせてくださっていたんだと思います。

しかし、次の打ち合わせで「やっぱり⚪︎⚪︎の方がいいかなと思い始めました。」と、話が元に戻ってしまうことが何度かありました。それは、もしかしたら、本音を言い出せずにモヤモヤを抱えたまま帰られて、1人になってから「やっぱり違う!」という本音が出てきたのかな?と、今なら感じます。

そうならないためには、感情の機微に気づけるかどうか!!

私に足りなかったのは、「目の前のパートナーさんの、声にならない声(本音)を聞こうとする姿勢」だったんだと。

些細な表情の変化・仕草・目線・声色・息遣いに、アンテナを張り巡らせ、「今どういう感情をお持ちなんだろう?」と、常に気を配ること。

本音のヒントをキャッチしたら、そこからの会話の展開は、相手に寄り添う姿勢で歩幅を合わせながら、繊細なキャッチボールをしていくこと。

反省と、今後の私の課題です。

思考のスピードを合わせていたか?

思考のスピードを合わせるとは、歩くスピードを合わせるようなものです。

これが、できていなかったことに気付きました。

私はどちらかというと頭が常にフル回転気味で、話の発展が速め‘(ADHD傾向)、パートナーさんはゆっくりと熟考され、言葉を選びながら会話をされるタイプです。

話の展開のスピードに差が生まれないように意識していたつもりでも、実際のところ、できていませんでした。

「結論から話す」は必ずしもいいとは限らない

相手が知っていることについて話すときは「 結論 → 理由 → 事実 」

「これは、こういうことだと思います。なぜならこういう理由で、それを調べてみたら事実こうだったからです。」

私は知らず知らずのうちに、このような順番で話をする癖がついていました。

そう、まさに今書いているこのブログの見出しのように。

この順番で話すことで、「わかりやすい」と言っていただけたり、

「ああ、今からその話をするんだね。」とか、「そういう意見なんだ。もっと詳しく聞かせて。」というように安心して相手の話を聞く姿勢が取れますし、より良い意見交換に繋がると思い込んでいたからです。

けれども、今日の打ち合わせで気づいたことは「結論から話すことは、必ずしもいいとは限らない」ということでした。

思考の癖もあると思います。似たような思考パターンや、同レベルの認識をもつ者同士であれば、

この会話のスタイルでもストレスフリーで意見交換が可能ですが、

物事の認識の差が大きな場合によっては、「相手ありき」の会話じゃ無くなってしまう。

意見交換ではなくて、ただの決定事項を押し付けているような、

相手が意見する余地を与えない、

相手の感情を無視してしまうことにも繋がりかねません。これは、大大大問題!

じゃあ、どうしたらいいのか?

相手の立場に立って考えてみたら、答えは自ずとてきました。

“ 相手が今知りたいこと、知って欲しいこと“ から順番に話す

こんなシンプルなことができていなかったんですね。

「いくらコンサルでも、小手先の解決策を知りたいんじゃない。今の事業を大切にしてきたからこそ、理由を知り、納得してから前に進みたい。」

きっと、熱い思いを持って事業に取り組まれていればいるほど、「納得して進みたい!」という思いは強いと思います。

それなのに、もう、既に答えが決まっているかのように言われても、納得できないのは当たり前ですよね。

どういった順序なら、より理解してもらいやすく会話ができるのでしょうか?

相手が知らないことを話す時は「 事実 → 理由 → 結論 」

例えば、相手がパン屋さんで、新商品を発売したとします。そんな時に

「そのパンは今すぐ販売を中止したほうがいいと思います。」(結論)

「なぜなら売れないと思うからです。」(理由)

「実は、パンを皆で食べてみたところ、美味しくないと、あまり評判が良くなかったんです。」(事実)

こんなことを言われたら、なんだかカチン!ときますよね!

でも、話の順序を変えてみます。

「実は、パンを皆で食べてみたところ、美味しくないと、あまり評判が良くなかったんです。」(事実)

「だから、売れないと思いました。」(理由)

「ですので、今すぐ販売を中止したほうがいいと思います。」(結論)

内容は同じでも、だいぶ、受ける印象が変わるのではないでしょうか

まずは、

事実(ファクト)を共通認識してから、

今日の1番の気づきと反省点です。

  • 答えがすぐに分かっても、相手がしている間は口にしない。
  • いくら相手の話がスローで意味不明でも、我慢して相手の話を最後まで聞く。
  • 相手の話を遮らずに、相手が話し終わってから話す。
  • 相手がついてこられるようにゆっくりと話す。
  • 話の展開を速くせず、相手が理解しているか確認しながら話す。
  • 語尾を柔和にする。
  • 頭ごなしに否定をせず、フォローを入れる。

相手が知りたいこと、相手に知って欲しいことから肉厚に語る、ということです。

コミュニケーションはすべて「相手ありき」です。

「相手ありき」で考えると、どの順番で話せばいいかも判断できるのです。

今日の出来事は、私にとって、大きな学びだったので、忘れないように、いつでも見直せるように、ブログに残しておきます。

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